au PAYゴールドカードは本当に年会費以上にお得なのか？

2020年11月15日

au PAYゴールドカードの年会費は11,000円(税込)します。しかし、公式ページを見ると「au PAYゴールドカードは年会費以上におトク」と書いています。

本当にお得なら発行しようかなと思ったので、いろいろ調べてみました。

本当にお得なのでしょうか？検証してみます！

au PAYゴールドカードは年会費以上にお得なのか？

au PAYゴールドカードは年会費以上にお得なのか調べてみたところ、結論から言うと、年会費以上にお得ではありませんでした！

なぜお得ではないのか、その理由、また、一部の人にはお得になる場合もあるのでその説明していきます。

au PAYゴールドカードの基本情報

まずはau PAYゴールドカードの基本情報を整理してみましょう。基本情報は以下の通りです。

公式の年会費以上にお得とはどういうことか

さて、本題に入っていきます。

au PAYゴールドカードの公式ページを見ると「おトクが、年会費以上。」と書かれています。

なぜ、年会費以上にお得なのかというと、その理由の1つにau PAYマーケットで使える1,000円クーポンが毎月もらえるからというようなことが書かれています。

確かに、毎月1,000円クーポンがもらえるとしたら、1年で12,000円分になるので、年会費11,000円以上にお得になる計算です。これだけを考えると、au PAYゴールドカードは持っているだけで年会費以上にお得ということになります。

ただし、このクーポンはau PAYマーケットでしか使えません。au PAYマーケットには洋服などから、日用品、食品まで様々なものを扱っています。そのため、普段au PAYマーケットを使っていない人でも、日用品や食品を購入することでクーポンを有効に活用できると思うのではないかと思います。

しかし、1,000円クーポンを有効に活用できたというのは、その商品を本当に1,000円分安く購入できた場合の話です。

どういうことかというと、例えば、一般的に5,000円で売られている商品をau PAYマーケットでは6,000円で売られているような場合は、1,000円クーポンを利用したところで、一般的な値段になっただけで、お得に購入できたとは言えません。

実は、au PAYマーケットにはこういうことが多く(こんな極端な例は少ないですが)、そもそもau PAYマーケットは他の通販サイトよりも高く売られている傾向があります。そのため、1,000円クーポンを使っても1,000円分安く購入できるというわけではありません。

au PAYマーケットは本当に高いのか比較してみる

実際に、いくつか例を挙げて、au PAYマーケットとAmazonを比較してします。

最初は、綾鷹2L 6本入りの場合です。au PAYマーケットとAmazonでは以下の差があります。

au PAYマーケットは、384円も高いのです。

下の画像のように、au PAYマーケットは802円で一見安そうに見えますが、実は送料がかかってきます。送料が東京近郊では840円かかるので、合計で1,642円となります。

↓au PAYマーケット

↓Amazon

次に、お酒を見てみましょう。金麦350ml　24本入りを比較してみます。

こちらもAmazonの方が安いという結果になりました。その差は831円です。ここでも送料がかかるため、金額差が大きくなってしまっています。

↓au PAYマーケット

↓Amazon

まだまだ比較します。次に、洗剤で見てみましょう。アタックZEROの詰め替え用です。

残念ながら、ここでもAmazonの方が安いという結果になりました。その差は573円です。ここでも送料がかかるため、金額差が大きくなってしまっています。

↓au PAYマーケット

↓Amazon

日用品以外のものならお得だったりするでしょうか？次に家電関連を見てみます。

イヤホンで比較してみます。ソニー　ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン(WF-1000XM3)を見てみます。

ここでもAmazonの方が安いという結果です。差は435円です。

↓au PAYマーケット

↓Amazon

これらの結果からau PAYマーケットは全体的に値段が高い傾向にあることがわかります。Amazonが最安値とは限りませんが、Amazonよりもau PAYマーケットの方が高いということは言えそうです。

Amazonよりも400～800円ほど高い傾向にあるので、1,000円クーポンを使っても、そのお得さはその分減ります。すると、毎月1,000円クーポンをもらっているといっても、実際のお得さはその半分程度である場合もあるのです。

お得さが半分だと仮定すると、年間で6,000円しかお得にならず、年会費以上にお得とは言えません。毎月1,000円クーポンがもらえるから年会費以上にお得というのは間違っています。残りの年会費分は、その他の特典を考慮して、お得であるかどうかを判断していくことになります。

年間のボーナスポイント

その他のau PAYゴールドカードならではの特典として、年間の利用額に応じてボーナスポイントがもらえます。もらえるポイント数は以下の通りです。

年間200万円以上の利用があれば、4,000ポイントと大きなポイントがもらえるので、1,000円クーポンと合わせて、年会費以上にお得といえるかもしれません。

しかし、200万円に到達しない場合は、もらえるポイント数は少なく、なかなか年会費以上にお得になるとはなかなか言えなさそうです。

auスマホ料金の支払いで最大10％還元

毎月のau ケータイ・スマートフォンの利用料金をau PAY ゴールドカードで支払った場合、料金プランに応じて、毎月1,000円(税抜)ごとにPontaポイントが最大100P貯まります。つまり、最大10％還元です。

月7,000円であれば、月700ポイントを獲得できます。年間で8,400円分のポイントです。

8,400円ももらえるのであれば、先述のau PAYマーケットの月1,000円のクーポンと組み合わせて考えて、年会費以上にお得になる可能性が高いと言えます。つまり、auユーザーにとっては、au PAYゴールドカードは持っておいても良いカードといえるでしょう。

その他のau PAYゴールドカードの特典は微妙・・・

その他のau PAYゴールドカードの特典として、空港ラウンジ利用料が無料であることと、海外旅行保険が自動付帯であることが挙げられます。

しかし、空港ラウンジについては、ゴールドカードであればほとんどの場合、付帯されている特典であり、au PAYゴールドカードである必要はありません。楽天ゴールドやエポスゴールドなど、もっと年会費が安く、空港ラウンジが利用できるカードがあるので、そちらのカードで十分でしょう。

海外旅行保険については自動付帯というのはありがたいメリットですが、こちらもゴールドカードであれば自動付帯のものも多く、au PAYゴールドカードのメリットとは言い難いです。また、金額もとりわけ大きいというわけでもありません。

以上より、auユーザーであれば、ポイントが多くもらえるのでメリットが出てくる可能性がありますが、auユーザー以外であればメリットは少なく、au PAYゴールドカードを持つ意味はないでしょう。

まとめ

• au PAYゴールドカードの年会費は11,000円
• 毎月au PAYマーケットの1,000円クーポンがもらえるが、そもそもau PAYマーケットは高額
• 年間利用額が200万円以上であれば、ボーナスポイント4,000ポイントがもらえる
• auユーザーならau利用料金1,000円ごとに最大100Pもらえる
• auユーザーならau PAYゴールドカードを持っても良いが、それ以外はメリットが薄い

お得ならau PAYゴールドカードに申し込もうかと思っていましたが、私はauユーザーでもないので、年会費以上にお得にはならないため、申し込みません。

なお、もし、申し込むのであれば、早めに申し込んだ方が良いでしょう。今なら新規入会&利用得点で最大20,000円分のPontaポイントがもらえるチャンスです。この特典は、2020年11月30日までとなっており、12月1日からは内容が改定されるようです。

au PAYゴールドカードの詳細はこちら

この記事を書いた人

ユキヒト

キャッシュレス、ANA陸マイラー歴15年のサラリーマンブロガー。ズボラな性格なので、還元率やお得情報を常に追い続けることに、一時期疲れを感じ、最高率を求めない気軽なキャッシュレス生活を実践。それでも、マイルで何度も旅行。現時点でも、ビジネスクラスで2人でハワイ往復する程度はマイル保有中！キャッシュレス・マイラー歴は長いが、還元率やお得情報については、まだまだ勉強中。気軽なキャッシュレスの体現方法の他、最新のキャッシュレスやお得情報、また、興味のある投資や資産形成、最新家電・ガジェットなども発信しています。さらに、ブログ収益化も実験中で、目指すはセミリタイヤ！よろしくお願いします！Twitterフォローはこちら